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天風星苦


作:夢希
1-補 出会い

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 ども、解説者です。
この作品は作者の宋の時代に関するあやふやな記憶を集結させたファンタジーです。
と言っても史実とは関係なく、世界作成の際に文化レベルなどを参考にしたという程度です。
(正確には中華圏は唐の滅亡後五代から宋に移る時期に延という帝国になってしまい、
 ヨーロッパ諸国にも連合国家が成立、法術が発生したという
 西暦900年初期を境に分岐した世界です。)
領土は唐代を基本としています。
地図にするとこんな感じで。
(ここでの西安は長安や現在の西安とは違います。
 他にも地名が同じでも地理的には違うものがいくつもあります)
以下に各国の基本情報を書いておきます。
2004年12月に行った書き直し以前のものとは地域情勢に違いがありますのでご注意ください。

延帝国:皇帝の治める国。広大な土地と高度な文化を誇りますが、基本的に農耕民族なため小さなころから馬上で生活をして狩を得意としている騎馬民族と比べ ると個々の戦闘能力は比べ物になりません。
さらに兵の数に比べて馬の絶対数が少ないため兵士全員分には馬が足りません。
そのため歩兵を騎馬兵に当たらせなければならないこともこの能力差をさらに激しいものにしています。
ただし、農耕は放牧や狩猟と比べて桁違いの収益をもたらします。
また文化の中心、中原として属国である周辺の小国からは朝貢を受けていますが、その主従関係は形だけのものでそれらの内政に干渉するだけの力も余裕もあり ません。
優位:生産力、文化、兵法、人口
劣位:武力、馬数

堅遼:皇帝の治める国。元は騎馬民族だったものが延帝国およびその前王朝と接し続けた結果として農耕を行い、文化的にも延帝国に迫るものがあります。
さらに馬術は子供の頃から教えられ、国民皆兵制もあり人口の少なさと農耕化していることを考えてもそれなりの戦闘能力と言えます。
延帝国とは休戦中で毎年歳貢という名の和解金を得ています。
要するに騎馬民族と農耕民族を足して二で割った感じの国家です。
優位:歳貢、武力

盛果:かつては堅遼の領地を支配していましたが敗れて西に追いやられています。
以前は皇帝の治める国でしたがこの時以降王位に格下げしています。
もとは堅遼のように半農半牧でしたが、追いやられた地が農耕に適さなかったこと、その地の遊牧騎馬民族を従えたことの二点より国民のほとんどは遊牧騎馬民 族になっています。
また、暮らし的には似たようなものながら堅遼に敗れた時に西逃を遮った自領より西域に居る遊牧騎馬民族に対しては恨みを感じています。
激しい性格で有名で自分たちを西へ追いやった堅遼と西域の遊牧騎馬民族たちには復讐を公言していますが能力的に無理があり、逆にどちらからも押されていま した。
東と西に敵を持っているため、延帝国には比較的友好的な態度です。
ただし、それも最近までのことでハルンと同盟以降は堅遼を調子に乗って攻めています。
延帝国ともこれまでの親密さはなくなっています。
とはいえハルンには負けまくりの堅遼も盛果相手には健闘しているようで、良く吼える犬は何とやらの典型なのかもしれません。
優位:特に無し
劣位:生産力

西雑:延帝国の西にある国。
遊牧民族だが国土の大半が険しい高山地帯に当たるため山羊を育てておりほかの遊牧騎馬民族とは違った独特の性質を持つ。
農耕に従事する人々もいるが、土地柄により生産性は延帝国のそれよりだいぶ低い。
山間地など特殊な地形での戦闘に強く、山地体であるため攻めにくい国土自身が最高の防御陣となっている。
性格は穏便で西雑仏教と呼ばれる独自の宗教倫理に則った生活をしており、僧王と呼ばれる宗教上の最高位者が統治も行う。
愚公帝時代に侵略を受け、逆にこれを追い返して帝国領西安管理区を分断の危機にまで持っていったのは有名。
革命帝時に西安大公との和解を帝国とのものであることを再確認。
現在は帝国に朝貢は行わないものの諍いもなく、民間レベルでの交易は活発に行われている。
優位:山地、西雑仏教、希少石、漢方材料
劣位:山地、生産力

ハルン:国という形体すら持っていなかった諸族からなる地域を急速に纏め上げて成立した国家。大王の治める国です。国民には元は堅遼に朝貢していた諸族も 多く、カリスマ的かつ圧倒的な支配力・武力が予想されます。
優位:武力、謎
劣位:謎

 地図を見てみると各国の領土にそれほどの違いは見られませんが、延帝国の東安・南安管理地区以外は高山・高原・砂漠・寒冷などの諸条件により人口密度・ 生産力共に大きく下がってしまうものと理解してください。
優地:東安、南安、京
良地:北安、堅遼
雑地:その他
当然全てが0に近くなってしまう砂漠や山脈のような地形もあります。


 設定はあくまで現段階のものです。
その後のストーリー展開上の必要に応じて以上の設定は変更されることがある、、、かもしれません。
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